給与ファクタリングの七福神が詐欺って言われてるみたいだけど?
- 七福神の給料ファクタリングは詐欺か否か
- ファクタリングで行われる詐欺の手口
- 悪質なファクタリング業者を選ばない方法
こんにちは!コバンです!「給与ファクタリング」と言えば、元祖とも言える七福神ではないかと思うのですが、なんと詐欺だという噂をネットで見掛けてしまいました。
給与ファクタリングの会社の中では優良と言われている七福神が詐欺なら、他の業者はもっと詐欺と言う事になってしまいます。
何故こういった話が出ているのか、まずは原因から探っていきましょう。
給料ファクタリングは詐欺に使われやすい
七福神は基本的に詐欺ではありません。
それは管理人が自ら七福神と契約をし資金調達した経験と、他社を比較した上での話です。

しかし確かに火のないところに煙は立たず、七福神が詐欺だと言う噂が立つからにはそれなりの理由があるはず。そのため前提として、まずどういったものが「詐欺」と呼ばれているのかを知っておく必要があるでしょう。
給料ファクタリングの実体
給料ファクタリングという言葉が使われ始めたのは2018年頃で、新しいビジネスモデル・資金調達方法の登場で話題を集めました。
給料ファクタリングの最大のメリットは貸金業ではないため金融ブラックでも資金調達できる点ですが、逆に言えば貸金業者登録を行っていない会社が事業をしていることになります。
参入障壁が低く、ヤミ金の業者が表現を巧みに変え紛れ込むにはもってこいのフィールドです。
実際悪質な業者も多く、業者選びには慎重になる必要があると当サイトでも何度も呼びかけてはいますが、つまり「七福神」もそういったヤミ金や悪事を働いているのではと噂にされてしまっている、ということでしょう。
その真偽を追うにあたって具体的に給料ファクタリングで行われている詐欺の種類、どういった手法があるのかについて触れていきます。
給料ファクタリングで行われている「詐欺」ってどんなモノがあるの?
給料ファクタリングの詐欺で用いられる手法は大きく分けて以下に該当されるでしょう。各項目の詳細は後述します。
- 極端に手数料が安い(虚偽の記載)
- 審査が曖昧かつ手数料が積み増しされる
- 支払いが厳しいと「ジャンプ」提案
- 法律無視の取り立て
どれもヤミ金にも見られる特徴ですね、ファクタリングに置き換えて見ていきます。
勧誘目的で虚偽の低い手数料を記載
給料ファクタリング(2社間ファクタリング)の手数料相場は20%~40%程度です。
もちろん繰り返し利用し信用実績を上げることでそれ以下の手数料で利用できる場合もありますが、特に初回では20%を切ることはまずあり得ません。
給料ファクタリングは業者も購入した給料が支払われないといったリスクを抱えているため、10%を切るような手数料では運営できないことは明白ですが、中には勧誘のため5%~8%など虚偽の数字を打ち出している業者が存在します。
明らかに高すぎる手数料なら断れば良いとお考えかもしれませんが、そういった業者は問い合わせ時点で一般よりも多くの個人情報を取得しようと情報提示を求めてきて、結局契約は断っても他の悪徳業者に情報をまわされるリスクがあります。
給料ファクタリングの利用をお考えの時は、急いで現金をつくる必要があるなど精神面に余裕がない場合があり、高額な手数料でもギリギリ交渉され契約をしてしまう事も多いです、そのため手数料の低すぎる業者には注意が必要なのです。
審査基準が不明瞭で手数料が積み増しされる
繰り返しになりますが、給料ファクタリングは貸金ではないためJICC等のもつ個人信用情報を参照しません。そのため審査基準は各会社によって異なることになりますが、何かにつけて手数料を上げてくる場合があります。
例えば「初回手数料3,000円」「振込事務手数料一律2,000円」などもっともらしいものから、「即日振り込みなら+数千円」「会社の信用度ランクが低いことへのリスク対策費+数千円」など、言いたい放題の場合も。
前項目のように、ファクタリング手数料自体は安く設定し、そういった追加項目で総額を上げるパターンもあるので結局手元にいくら残るのかしっかりと計算が必要です。
支払いが厳しいと「ジャンプ」提案
給料ファクタリングは「売買」のため、契約を交わした手数料以上の金額、ましてや「利息」を取ることはできません。
しかし実際の給料日に利用者が「払えない」事態に陥った時に、利息や手数料を追加で払うことで、元金の支払いを延期したり分割したりの提案をしてくることがあります。
分割自体は利用者と会社との間で合意が取れれば問題がないのですが、その場合追加で利用者が払う可能性があるとすれば損害遅延金であり利息ではないです。
損害遅延金は契約上前もって取り決めがない限り法律で年利が6%と決まっているので、それさえ払えば追加で払う必要はないのですが、利用者の弱みにつけ込み法外な利息・条件を出してきます。
法律無視の取り立て
給料ファクタリングの最も重要な部分は、結果的に会社を巻き込んだ取引を行っている点です。
もちろん給料債権が発生し、本人が受け取る給料・金額を売却しただけなので会社側に通知をしなくても大丈夫(法律上はグレーゾーン)ですが、ファクタリング会社に給料を払えないとなってくると話は別でしょう。会社側への通知が行われてしまいます。
そこまでは規約にも記載されているのでしょうがない話ですが、悪質な会社はあの手この手で利用者が困るよう働きかけ、例えば従業員・同僚へ悪評を流したり、まともな環境で働くことや生活が困難となります。
最も最悪なケースは、会社側が利用者を罰することがあること。先述の通り給料は本人が受け取れる財産ですが、通知なく売却したことを突き詰めれば利用者は契約違反となります。
通常のファクタリング会社であれば、利用者が契約した分を払ってさえくれれば問題がないので色々交渉を行う余地もありますが、とことん追い詰める行動をする業者がいるので注意しましょう。
なぜ給料ファクタリングで七福神が詐欺だと言われたのか
七福神は前項目の「給料ファクタリングで行われる詐欺」には該当しないと思います。
正直なところ、当サイトでは繰り返しお伝えしていますが「給料ファクタリング」自体がある種グレーゾーンであり、手数料などを定める法律も存在しません。
七福神は給料ファクタリングでは最も安い手数料(10%~20%)を実現している会社ですが、一般的な感覚で言えば「10%~20%」は間違いなく高いです。どうしても融資の金利と比較してしまうのでそれはしょうがないでしょう。
給料ファクタリングは一般の融資を受けられなくなった人間が使うサービスですが、広く浸透しているサービスでもなく一般の観点から言えば「融資」とされ、そうなると「暴利」「詐欺」「ヤミ金」というイメージもセットでついてきてしまいます。
七福神が詐欺、というよりは「給料ファクタリングという怪しいサービス」があり、その「代表格が七福神である」ということが詐欺と噂される理由でしょう。
七福神のリピート率は8~9割
七福神では利用者のリピート率は8割~9割であると、代表者の足立慎吾さんがインタビューで公言されています。
ここまでこの記事では七福神の給料ファクタリングは詐欺ではないとお伝えしてきました。そしてそれは確信をもっています。
しかし利用者の性質上、どうしても経済状況が自転車操業となってしまう方が多く、資金繰り破綻という「次の問題」が発生してしまいます。
例えばヤミ金とは、暴利をとり利用者が支払えないようにわざと仕向け、手数料をとったり追い込んだりするように流れをもっていきます。確かに七福神でも「~20%の手数料」を支払う限り、立て直しは難しく悪質ではないか、詐欺では?という声が出るのも一般論として理解できるのです。
しかし融資が受けれない状態でもどうしても資金調達が必要な場合は存在し、まさしく最終手段として利用される方が多い背景を考えると、ある種リスクをとっての運営で、手数料をギリギリのラインで引いている七福神を「詐欺」とするのは如何なものかと考えます。
支払えなくなって自暴自棄になった利用者の一方的な声が多いのではないでしょうか。
そもそも「詐欺」の定義とは?
要約しますが、刑法の246条では他人を欺罔し錯誤に陥れさせ、財物を交付させるか、財産上不法の利益を得ることによって成立する犯罪とされます。※民法でも大枠は同様です。
七福神が詐欺かどうかをこの側面から問うのであれば、七福神側が提供する給料ファクタリングサービスに「虚偽」がなくてはなりません。
給料ファクタリングでの詐欺の手段の項目で、手数料を極端に低く虚偽の記載をするサイトもあると書きましたが、七福神は掲載の内容の許容範囲であると管理人は認識しています。
給料ファクタリングで詐欺にあわないために
給料ファクタリングでの詐欺の特徴は既に取り上げたので注意すべき点はご理解頂いているかと思います。
あとは基本的なことではありますが、以下の箇所も注意してください。
- サービスのWEBページに運営会社・規約などの記載があるか
- LINEやTwitter上での勧誘を行っていないか
- 対応はスピード感はあるか
- 電話対応はしっかりしているか
運営会社のチェックの理由は不問ですね、悪質な業者は正体を基本的に隠しています。しかし近年はダミーの情報だったり、架空の情報を入力している場合も多いので、目安のひとつとしてお考えください。
LINEやTwitter上で勧誘を行っている業者は間違いなく詐欺・ヤミ金と言っていいでしょう。またWEBページは一見しっかりしていて、申込みはLINE登録して行うという場合も基本的には怪しいです。
また「対応が早い」というのも重要なポイントで、悪質なところはやはり運営もテキトーであり、申込みから1日~数日返答がなかったりもします。LINE等で運営しているところに多い傾向でもあります。
あとは電話対応でも顕著です。ヤミ金=電話対応が悪いというイメージは多くの方はお持ちだと思いますが、まさしくその通りで、詐欺を働く業者は電話対応がひどいです。
場合によってはタメ口を使ってくることもありますし、そういった所は絶対に契約しないのは当然とし・それ以上追加の情報も出さないようにしましょう。
まとめ
給料ファクタリングの七福神が詐欺と言われる理由、そして実際はどうなのか?についてまとめました。
- 七福神は詐欺ではない!詐欺・悪質と言われるのは利用者の数が多いから
- 10%切る手数料を提示している業者は悪
- もちろん給料ファクタリング自体に問題がないわけでもない
どのような業界にも悪質な業者は紛れ込んでいます。
特徴や傾向を捉え、そもそも詐欺に合わないように気を付けておけば、七福神であれ、そのほかファクタリング会社であれ、騙されないようにする事が可能だと思います。
給料ファクタリングを行う場合は、ぜひこの記事を参考にてみてください。